時々チェックするサイトの一つに、出版社「ミシマ社」があります。
最新刊として紹介されていたのが、山口ミルコさんの『毛のない生活』でした。
ミシマ社のウェブマガジン「ミシマガジン」に、彼女の連載『ミルコの六本木日記』があるということで、クリック。
最初に読んだ「予定のないお正月」の文章に、ちょっとした親近感を感じて(実際には全然違いますけど)、他の文章も次々と読みました。
世の中の同世代のお正月は、おそらくもっと忙しい。
結婚されている方ならご家族の世話を焼いたり、だんなさまの実家に行って気を遣ったりもあるだろう。
独身なら彼とリゾート・同僚とスキー・もしくは温泉旅行・・・。
私の場合もう何年も、予定のないお正月を過ごしている。
真っ直ぐな文章でした。
ガンととことん向き合うミルコさんの文章は、すがすがしいです。
なのに、なぜか涙がこぼれました。
頭で「哀しい」とか「嬉しい」とか「感動した」と理由付けする前に、流れる涙がたまにあります。
山口ミルコさんの文章に出合えてよかったなと思います。
1回分の文章量もちょうどよく、何度も読み返したい文章です。
もちろん、本の形になったものも手にしてみたいと思いました。
実は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」梅原真さんの回を見るまでの時間つぶしのつもりでした。
正直、モニター画面で文章を読むのは苦手なので、いいタイミングで読めて、ラッキーでした。
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