ここ数日、絵本作家・漫画家の長 新太さんに関する本を読んでいます。
長さん特集の『イラストレーション 2010年 09月号』、長さんの最新刊『人間物語』、以前に妹が買ってくれた『長新太』です。
下に並ぶ『PeeBoo』は30号で休刊となった絵本ジャーナル。
これは、長さんが表紙を担当した号です。
長 新太さんの絵本を知ったのは、高校を卒業してからでした。
絵本自体ほとんど読んだことがなかった私、最初に見た時はビックリしました。
ナンセンスの世界についていけませんでした。
でも、しばらくしてドップリ魅力にはまりました。
ナンセンス、意味がない、落ちがない、教育的意図も見えない、お話。
誰にでも描けそうな絵。
「え?これでいいの?」「だから、なに?」って最初は考えちゃうんです。
そのうち、ただただ楽しめばいいことを体感します。
長さんの絵本を開いていると、頭で考えるのとは別の自分が喜んでいます。
漫画もナンセンスだけど、ちょっと(かなり?)毒も効いています。
2005年に亡くなった、長さん。
その著作の魅力は変わりません。
何冊も買ったけど、誰かにあげたり預けたりして、手元には1冊も絵本がありませんでした。
なんということ!
まずは1冊、手に入れなければ。
さて、何を買おうかしら。
コメント
コメント一覧 (2件)
「へんてこへんてこ」「きゃべつくん」「ゴムあたまポンたろう」はうちのムスメらのバイブルです。
「人間になりたかった肉まんじゅう」以来、長新太ワールドに引き込まれた自分の思惑通り、ムスメらは何度も読んで、仕舞いにはそらで読んでバカ笑い。
何でもありだけど 何にでも心があんのかもしれないテキな世界が大好きです!
ひぐちさん、
小さい頃から長さんの絵本に親しんだ娘さんたちは、幸せ者ですね。
> 何でもありだけど 何にでも心があんのかもしれないテキな世界
まさに!
何でもありだったり、型通りでなかったり、それがモノゴトの本当の姿なのかもしれないと思います。