奈良県立図書情報館で行われたフォーラム「自分の仕事」を考える3日間から生まれた本です。
2010年開催のフォーラムのゲスト8名と、2009年に日本各地およそ70の「限界集落」と呼ばれる地域を旅して回ったという友廣裕一(ともひろ ゆういち)さんのインタビューが載っています。
昨年から、西村佳哲(にしむら よしあき)さんの著書にグッと来ています。
それぞれ、何度も読み直すだろうと思います。
この本に載っている、ミシマ社の三島邦弘さん、140Bの江弘毅(こう ひろき)さん、出版界の2人のインタビューは熱い感じでした。
新聞記事で知って気になっていた、浦河べてるの家の向谷地生良(むかいやち いくよし)さんの話も聞け(読め)ました。
新聞記事やネットで拾い読むのとは違う言葉が聞けた気がします。
出版元である弘文堂の『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』紹介ページで、一部をPDFで見ることが出来ます。
そして、やっぱり、文章以外も気になります。
この、扉部分が好きです。
nakabanさんの挿画が印象的です。
- みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?
- 著者:西村佳哲(にしむら・よしあき)
- 発行:弘文堂
- 定価:1,890円(税込)
- ブックデザイン:入江泉・青木隼人
コメント
コメント一覧 (2件)
べてるの家を私は、田口ランデイさんから知りました。
で、田口ランディさんと懇意の女性カメラマンとの写真&トークイベントを、
中野で聞いた事があります。
カメラマンと西村さんと共通の友人は、私の友人でもあり、世の中繋がっているなぁ、なんて思いました。
人や思いの柔らかいネットワークが、大切なものを守ってくれると信じています。
頼さん、
> 人や思いの柔らかいネットワーク
いい言葉ですね。
世の中、そういう繋がりに溢れているのかも。
思うことは誰でも出来るし、大きな行動や活動でなくても、力になっていく気がします。