『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

この世でいちばん大事な「カネ」の話』。
ずっと気になりつつも、ようやく図書館で借りて読みました。
糸井重里さんと邱 永漢さんの『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』を読んで以来のお金の本。
ジャンルとしては「ヤングアダルト」ですが、私にも読みやすかったです。

私には、人生を狂わされるほどの切羽詰まった「貧困」の経験は、ありません。
しかし、おカネが無くて惨めな思いをした記憶、私もあります。
おカネを稼いでやる!」という思いのピークは、中学生の頃でした。

けれど、その後はダラダラと過ごしてきてしまいました。
この年でようやく、おカネと向き合おうと思ってます。
将来への不安もあるのかなぁ…(と、また他人事みたいに思ってしまう)。

西原さんが読者に語りかける文体で書かれています。
真剣な想いで書かれているのを感じます。
「ヤングアダルト」だから、中高生向けなのでしょうか。

ほんと、若いうちに読んでおくといいと思います。
若いうちに、おカネのことを真剣に考えるって大事です。
テーマは「おカネ」ですが、生き方・感じ方のことを書いています。

特に印象に残った部分を引用させてもらいます。

わたしは思うんだけど「損したくない」ってことばかり考えていると、人って、ずるくなるんだよ。少しでも人より得しようって思うから「だったら、ズルしちゃえ」っていう気持ちが出てきてしまう。ささいなきっかけで、それがどんどん卑しい行為に結びついてしまう。
きっかけはささいでも、「このくらい、べつにたいしたことはないよな」っていう、自分にだけ都合のいい気持ちが、あとあとの大きな分かれ道になってくる。

現在は、『この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)』が出ています。
西原さんはこの本の印税を全て東日本大震災の復興に寄付ということですし、安くなっているし、買おうかなとも考えてます。

下記の情報は、実際に読んだ理論社版のものです。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
著者:西原 理恵子
発行:理論社
初版:2008年12月28日
定価:1,365円(税込)
ブックデザイン:祖父江慎+安藤智良