書店で見かけて、思わず買ってしまった2冊。
建築家 ガウディの特集の『カーサ ブルータス』と文庫本特集の『考える人』。
ページを開くと、キューンとします。
森アーツセンターギャラリーでの「特別展 建築家・ガウディ×漫画家・井上雄彦」へも行ってきました。
展覧会開催を知ってから行く気満々で、前売り券も買っていました。
昔、サントリーローヤルのCMで見て、一目惚れでした。
『カーサ ブルータス』で長山智美さんが書いていらっしゃって、思わず付箋しました。
ガウディの名前とあの造形が深く心に残り、再び出合ったのは高校卒業後の図書館。
森アーツセンターギャラリーの展示のお陰で、しばらくは幸せな余韻。
触っちゃいけないものが沢山あったけど、触りたかったー!
自分へのお土産は、サグラダ・ファミリアをモチーフにしたマーブル色鉛筆。
文庫本はやっぱりいいよねー
『考える人』は、初めて買いました。
文庫本、好きなんです。
文庫本といえば新潮文庫だ!と思ってたのですが、今、自分の本棚にはほとんど見当たりません。
しかし、自分で買った本で手元に残る一番古い本は、新潮文庫。
昭和59年のレイ・ブラッドベリの『恐竜物語』であります。
中学生のころ…ガウディを知ったのと同時期ではないか!と、ただいま一人興奮。
もう1冊の思い出の新潮文庫は、サン=テグジュペリの『人間の土地』。
平成元年に印刷されたものです。
20歳の頃に居た山小屋で、『星の王子様』以外のサン=テグジュペリを知りました。
『夜間飛行』ともども、飛行士としての俯瞰の視点がとても新鮮でした。
今、見返すと、文字が小さい!
新しく買い足したいと思ったのですが、改版で表紙が変わりました。
『考える人』で岡崎武志さんが“胸のすくような出来映え”と評されている、宮崎駿カバーです。
だけど、私のイメージとは違って、未だに手が出ません。
山小屋での時間の記憶とも重なって、「違う」と感じてしまうのかも。
文庫本の収集をしたくなる
ブックデザイナーの祖父江慎さんは同じ本ばかり集めているそうです。
『坊っちゃん』は三棹分と…。
改版時期を知りたくて、同じ文庫本も何冊もあったりするので、増えるのだとか。
正木香子さんのページでは、出版社による書体の違いの楽しみを知りました。
書体や紙質の違いは確かに感じて、好みもあったりします。
しかし、同じタイトルの文庫本を比べたことはありませんでした。
集めるなら、どのタイトルがいいかしら。
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