漆の器についての簡単な知識くらい持っていたいなぁと思ってました。
上越市の「Farmer’s table 冬の日」の本棚に、漆の器に関する本がいくつかあったので、入門書としてお勧めの本を聞いたところ、『毎日つかう漆のうつわ』を教えてもらいました。
図書館で借りようと思ったら、これもお勧めと云われた『ほんものの漆器―買い方と使い方』もあり、また本棚にあった『椀一式 使う漆器へ』も気になり借りてきました。
『毎日つかう漆のうつわ』は、作り手であり使い手の赤木明登さん・使い手の高橋みどりさんそれぞれの言葉で語られ、日置武晴さんの写真・大橋歩さんのカットで楽しめる本です。
やっぱり、赤木さんの文章がとても読みやすい!
普段使い(といっても、私からみると身の丈以上の「普段」)に欲しいなぁと思わせる、そして「もしかしたら使えるかも」と思わせてくれる本でした。
赤木さんの文章に「生活工芸家」という言葉がありました!
「生活工芸」という単語を聞いた時、それは新しい言葉だと思っていたけれど、2007年に発行されたこの本に載っていました。
本はとっくの前に返しちゃったので、メモを見返しても、それ以上が分かりません…。
この単語だけで、その後の文章が思い出せると思っていたのですが…。
強く印象に残った文章が、もう一つあります。
食べるために魚を捕り、野菜を作る。使うために「ぬりもの」を作る。
当たり前の毎日の中にある、食べるものと同列の器。
自分では作れないけど、そういう想いを持っている人の器を欲しいなぁと思いました。
『毎日つかう漆のうつわ』は、手元に置いておきたい本です。
そのうちに手に入れようと思います。
- 毎日つかう漆のうつわ
- 著者:赤木明登、高橋みどり、日置武晴
- 発行:新潮社 とんぼの本
- 定価:1,470円(税込)
- ほんものの漆器―買い方と使い方
- 著者:荒川浩和、高森 寛子、山本 英明、ほか
- 発行:新潮社 とんぼの本
- 定価:1,680円(税込)
- 椀一式 使う漆器へ
- 編者:原研哉
- 発行:実業之日本社
- 定価:1,995円(税込)
コメント
コメント一覧 (2件)
すっかり漆の虜ですね!
東京へ行った際に私も漆の小皿をひとつ手に入れました。ちょっとプチプラで!(ショップの方はもっと高くしてもいいよね?なんて言ってたので、高くなる前に・・・。)
お茶の時間が楽しみになりました。
イイヅカくんのひなまつり、mu-anさん行きますか?
あーちゃん、
漆には以前から関心だけはあったのだけど、飯塚さんのお陰でリアリティがちょっとずつ出てきた感じです。
ただいまは読書にて親しみ中。
mu-anさんへは、日曜日に寄ろうかと思ってます。
他にも長岡で楽しみがあるので。