“木で熟した果物と山菜、野草、野菜で埋め尽くされた森「フード・フォレスト」”。
十日町市松之山でグリーン・フィロソフィー(大出恭子さん)がはじめた農園の未来の姿です。
少ない年でも2m、3mと積もる豪雪地で、収穫できるまでに果樹は無事に育つのかしら。
そんなふうに、今までの、しかも自分では体験していない感覚で、大出さんのお話を聞いていました。
とはいえ、気になる、気になる。
先日、機会を得て、植樹ワークショップに参加してきました。
果樹苗の植樹と種まき
神奈川県鎌倉市からのピアニスト、松之山に滞在中のカナダ人アーティストなど6人の参加者。
この日は、りんご・キウイ・ぶどうの苗を植えました。
すでに農園には、レモンやいちじくなど多種多様な果樹の苗が植えられています。
雪に備えて果樹苗のそばに支柱の角材を打ち込み、苺とアスパラガスの苗も近くに。
果樹は収穫までに年数がかかるため、それまでにも収穫できるものがあるように、とのことです。
そのほかに、栗とアケビも種まきしました。
栗は市内の直売所で食用に売られていたものです。
春には山菜として人気のミツバアケビは、近くで採れた実から種を取り出して。
大出さんの楽しそうな様子!
耕作放棄地から「フード・フォレスト」を目指す静かな情熱、この細い身体のどこに?ってビックリです。
おやつにセミドライフルーツ
ワークショップの後にいただいたのは、参加者のお一人・三条市の田沢農園さんが栽培した梨でした。
無肥料栽培9年という田沢さんの生の梨と、田沢さんの梨で大出さんが作ったセミドライの梨チップスです。
当日はその写真を撮りそこねまして、以前にいただいていた梨チップスを撮りました。
朝陽に照らされた色になっております。
梨の皮はあの通りなので、色は地味です。
しかし、濃厚な味がさらに凝縮されて、しあわせな甘さが口の中に広がります。
梨チップスは、グリーン・フィロソフィーのワークショップや特別なイベントでのみ提供予定とのこと。
機会があったら、ぜひ手を伸ばしてみてください。
大出さんが見せてくれる「フードフォレスト」の未来が楽しみです。
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