古本との運命の出合い

堀井和子『紙との時間 a.b.c』と永井宏監修『ボタンとリボン』

gallery tanne ではじまった「本と古道具 山居」
企画を知ってから楽しみにしていました。
そして、期待通り、というか期待以上の本に出合ってしまいました。

これは、ネット書店やフリマアプリでは出合えません。
だって、欲しいと思っていなかった、知らなかった本だから。
そして、図書館蔵書では味わえない表紙やカバーの質感・触感は、実店舗ならではの喜び。

昨年末、けっこう本を買ったので、しばらくは買わないぞと決意していました。
ノートには「同じ本を何回も読もう」と記しました。

だけど、この本たちは買わずにはいられません。

井上由季子さんに出合う

堀井和子さんの『紙との時間 a.b.c』を買った理由は、堀井さんだけではありません。
表紙にピンと来て開いたら、やっぱりありました「井上由季子」さんの文字。

昨年まで3年間、井上由季子さんが主宰するモーネ工房の「切り抜き通信寺子屋」(通信講座)と「通信ノート」を続けました。
「通信ノート」は講座受講者を対象とした、課題の無い、自分のための記録を井上さんに見てもらうものです。
ものすごく楽しいのですが、一度ひとりでやってみようと、今年は更新しませんでした。

まだほとんど読んでいないのですが、この本は、堀井さん視点で書かれた、井上さんが伝える表現方法のエッセンス。
手書きの文章や写真も多いので、わたしを励ましてくれそう。

以前だったら、「とはいえ、堀井さんのセンスあってこそでしょ」と思うだけで、停止していました。
今は、切り抜きを続けたお陰で、自分なりの表現があるって思えます。

永井宏さんの言葉にグッと来る

永井宏さん監修の『ボタンとリボン』は、一目惚れ。
かわいらしさに、ちょっとためらいました。

昨年、永井宏さんの散文集『サンライト』に出合いました。
文章を読んで、ギュッと胸を掴まれるような気持ちに。

表現について、モーネ工房の通信寺子屋で感じたものと同じものを感じました。

『ボタンとリボン』は、永井さんが編んだものです。
永井さんのもとに集まった人たちの表現を集めています。
これも、チラリと最初のページを読んだだけ。

副題に「ほんとうにたくさんのロマンティックなこと」とあり、本の最初に同じタイトルの詩があります。
わたしに足りなかったのはロマンティックなこと? と感じました。
でも、ロマンティックって何?

昨夜は、出合ってしまった興奮と、夜になって飲んだインスタントコーヒーのせいで、なかなか寝つけず。
うれしくて寝つけないのに、なぜか不安が襲ってくるという…。
今日はちょっと寝不足ですが、世の中は祝日なので、まぁいいか。