老いについて、佐野洋子さんの言葉

12月9日新潟日報朝刊に、絵本『100万回生きたねこ』で知られる、佐野洋子さんが寄稿された文章「年寄りは年寄りでいい」が載っていました。

佐野洋子さんは、今年70歳。再発した癌と闘っているそうです。
彼女が考える「年を重ねていくこと」についての文章です。

『100万回生きたねこ』もそうでしたが、文章が壮快。
新聞によってはずっと前に掲載されているようで、ネットで検索すると、引用された記事も読めます。
私も一部掲載させてもらいます。

一生の一瞬の光が人生の永遠の輝きである事もある。そして人は疲れる。引力は下からくるから皮膚は下方に向かって落ちて来て、七十年も毎日使えば骨だって痛む。しかし、しわだらけの袋の中には生まれて来て生きた年令が全部入っているのである。
西洋は若さの力を尊び東洋は年令の経験を尊敬し、年寄りをうやまい大切にする文化があった。そして静かに年寄り 年寄りの立派さの見本がいつもいた。私はそういう年寄りになりたい。