手触りにゾワッと来る本

『昔日の客』

昔日の客』は、古書店主・関口良雄氏のエッセイ。
絶版本の復刊本です。
発行は、ひとり出版社「夏葉社」。

お笑い芸人「ピース」の又吉さんが薦めていることでも話題になった本です。

この本を知ったのは、何がきっかけだったのか…。
ぷらっと読んだミシマガジン先日紹介した「はやくはやくっていわないで」の出版社ミシマ社発行)の記事「夏葉社ができるまで」だったかも。

単純に、「古書店主のエッセイ、面白そうだなぁ」と思ったのでした。
若草色の布張りの表紙にも惹かれてました。

4月に新潟へ行った時に、北書店へ寄りました。
多分、北書店なら実物を見れるんじゃないかと思って。
興味本位で、見るだけのつもりでした。

本棚で見つけ、手に取ってみたら…。
思わずゾワッとしました。
指先が気持ちいいのです。
布張りの表紙だけでなく、本体の紙のめくりや行間などのバランスも、ゾワッと来るものがありました。
一度は本棚に返すも、やはり持ち帰らざるを得なくなりました

そして、2ヶ月。
ほかにも読む本があったこともあり、ずっとカバーに包んだままでした。
この北書店のカバーが好きなせいもあります。

北書店のブックカバー

最近、ようやく読み始めました。
思わずフッと笑ってしまう、軽やかで、本と人々への愛情が感じられるエッセイです。
時には表紙をなでながら、一編一編を味わうように読んでいます。
幸せな時間です。