『自分が「たまらないほど好き」になる本』

自分が「たまらないほど好き」になる本

Amazonをぷらぷら見ているうちに気になって買った本です。
文庫版もありますが、マーケットプレイスで単行本をより安く手に入れられました。

「その自信の根拠は何?」と思うほど自信に溢れた人を見ると、自分を省みて落ち込むことがあります。
それは「自分自身を好きだから持っている自信」みたいな風に感じていたので、自分もそれを持てたらいいなぁと読み始めました。

まずは、今の自分が形成された理由が明かされ、なりたい自分になるための方法が示されています。
起こした行動によって、その動機となった考えを強くしている」、今までについても、これからについても、これが基本原則です。


基本原則

考えてみれば、なるほど納得、なのです。
「笑顔を作ることで楽しい気分になる」ように、結果と感情が逆転することがあります。
人付き合いが苦手な私が本屋でバイトをしてた時、まずは作り笑顔でも笑顔でいることを心がけていました。
そのうち自然と笑顔でいられるようになり、「いつも笑顔の人」と思われるようになりました。
ちょっと違う?

ネガティブな想いの増幅の方が速いような気がします。
先走って客観的に悪い結果を予想してしまい、その制限を超えることがなかなか出来ないことも。
そして、「やっぱり駄目なんだ」って思ってしまうという負のスパイラル。

今までも何冊か、こういう「自分を変える」ための本を読んできましたが、一番しっくりきました。
この本のお陰もあるし、タイミングかもしれません。

この本を読んだお正月休み、続けて『図解 成功の9ステップ』を読みました。
おしごとランチ「読書の秋」でご一緒した方に頂いた本です。
これも同じように「いい習慣のクセ」を付けることが大切だと云っているようでした。

そのクセの一つに「決断」があります。
自信が無かったり、不安だと速く決断を下すことが出来ません。
まずは小さい、簡単なことから決断するクセをつけると、自信をつけることが出来ると思います。

片づけコーチ」とか「整理収納」が注目されているのは、単に空間の問題だけではないと思いました。
物を整理することによって、小さな決断のクセを積み重ねることが出来ます。
整理収納講座を受講したことも、この本に出合うきっかけの一つだったように思います。

『自分が「たまらないほど好き」になる本』は、アメリカの臨床心理学者の翻訳本です。
分かりやすい章の見出しや小見出しがあり、強調箇所は太字になっていて、箇条書きで項目が分かりやすく整理されています。
ウェブでの分かりやすい文章に似ていると思いました。
こういう構成も、自己啓発とかビジネス書のヒットする本の秘訣なのでしょうか。

自分が「たまらないほど好き」になる本
著者:ジョージ・ウェインバーグ
翻訳:加藤諦三
発行:三笠書房
定価:1,365円(税込)

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次
閉じる